家のニオイというのは、高温・高湿の条件下で
もっと強くにおう性質があります。
そもそも家のニオイとは、
どのような理由からできているのでしょうか？
ペットがいる家はペットのニオイと分かりますが、
一般の家庭では、なぜその家独特のニオイができるのでしょうか？
それは、日々の本人や家族が接しているニオイがもとにあって、
そのニオイ自体が家の壁や床、天井、家具などに付着して
出来上がっていくのです。
いわば、その家の家族の生活習慣がしみついたもので、
それが家のニオイだといえます。
たとえば女性の化粧品ですが、
化粧品には、揮発しにくいヨノンという物質が使われています。
揮発性の高い物質であれば、空気中に分散して
すぐに消えることもありますが、
揮発性が低いと周囲のものに付着してしまします。
その化粧品を使っている人の体はもちろん、
皮膚や着ている服にも浸透してニオイが定着します。
また、その化粧品を使う化粧台や鏡、
化粧台のある部屋、そしてその壁や天井にも
ニオイは定着してしまうのです。
さらにペットを飼っていれば、ここに獣臭が加わって、
喫煙者が家族にいれば煙のニオイが混じって、
複雑な独特のニオイを形成していくのです。
焼肉が好きな家庭では、焼肉の脂煙が加わって、
さらに独特なニオイの強さは増していきます。
この場合の対策としては、なんといっても換気が必要です。
焼肉や焼き魚の調理をするときは換気扇を回すことです。
タバコを吸うときはベランダなどの戸外で吸いましょう。
そうしたうえで、エアコンをドライにして、
家の中を低温・低湿に保つことが大事です。
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