加齢臭の原因物質を分泌する皮脂腺は、
私たちの体の中では頭皮に一番多く集中しています。
加齢臭の主な原因物質はノネナールです。
ノネナールは、年齢とともに老化されると分泌される物質
「9-ヘキサデセン酸」と、
体のサビのようなものである
「スクワレンハイドロパーオキサイド」という物質からできています。
「9-ヘキサデセン酸」というのは、
毛穴の奥にある皮脂腺から分泌されて、
40歳代になると多く分泌されるようになります。
だんだん現れてくる体の老化とともに、
分泌量も増してくるのです。
加齢臭は耳の裏からのニオイとよく言われています。
これは、耳の皮脂腺が耳の奥に多くあって、
垢もたまりやすく、髪の毛で隠れがちな部分のために
そのように言われていますが、実際は違います。
皮脂腺は、頭皮、額、耳、鼻の周囲、胸、背中の中央など、
私たちの体の全身に分布していますが、
その中でもとくに多く集中しているのが頭皮なのです。
ということは、頭皮がもっとも皮脂腺が多く、
「9-ヘキサデセン酸」を多く分泌している部位である
ということになるのです。
皮脂腺は、肌が乾燥しないように潤いを与えたり、
肌を弱酸性に保たせて有害な菌の繁殖を防いだりする
重要な役割を持っています。
若者は、新陳代謝が活発なので、
皮脂なども常に新しくなり、
それとともに古くなった皮膚は剥がれ落ちていきますが、
年をとるとともに新陳代謝は
だんだんとその働きが鈍くなっていきます。
皮膚や皮脂の新陳代謝が次第に悪くなって、
古い皮脂などがそのままたまったり、
酸化してカスのようにたまっていくようになります。
そうすると加齢とともに皮脂腺を通して、
「9-ヘキサデセン酸」の分泌量が多くなるのです。
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